昨今は「部活動」について、教員だけでなく、生徒にも考え方というのを求められているように感じる。
今回はその「部活動」について私なりのスタンスを考えてみた。
【1 やりたい人が+αで行うもの】
部活動を強制させられて嫌な思いをした人も学生時代たくさんいたことでしょう。私自身も小さい頃からサッカーをしていて、中学、高校とサッカー部に入りました。
しかしながら、部活に対して休みがあれば嬉しいし、行きたくないな~なんて日も多かったです。
好きで任意で入ったのに、なぜ嫌な気持ちでしないといけないのか。
今になって思います。
全国を目指し、スポーツで進路を決めるような人は別です。
一回戦勝てば万歳!程度のレベルであるならば、楽しさを優先し、運動不足の解消を目指す部活というのが好ましいのかなと思っています。
【2 練習日は自分たちで決めてくれ】
自分が現在教員になって、顧問になり、生徒たちに伝えていることです。
1の理由から、練習したい日があるなら自分で決めてほしいということ。
そこにできるだけ合わせるよというスタンスです。
なので、現在2つの部活の顧問をしていますが、片方は実質活動していません。
1つの運動系クラブは「この日とこの日に練習したいです!先生もぜひ来てください」というスタンス
もう1つの文科系クラブは「先生いつ活動ですか?」と聞いてくるスタンス
いつ活動ですか?と言われても、自分たちがやりたいなら決めてくれと思っているのですが、これは難しいのですかね。
【3 部活の予定<自分の予定】
顧問はボランティアの部分がかなり大きい仕事になると思っています。
休みの日に出ても、手当は薄い。だったら休みを削ってまではしたくない。
これは生徒にも同様に伝えています。
それでも部活をしたいというのはどういうことかを考えてくれと。
先生も1人の人間であり、生活の中に仕事があるということを伝えています。
【最後に】
「先生」という仕事はかつて聖職者として尊敬されると同時に「人間」として扱われることが少なかったように思う。生徒のために奉仕するある種の「もの」として捉えられていたのではないか。
その部分からの脱却は今後必要になると思う。それは社会全体で浸透することで、教員志望者が増え、選抜されたものが教員になれる好循環につながる。
そのためには子どもや保護者にも先生もひとりの「人間」として扱ってもらう必要性があるのだろう。
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