【日露戦争とは】
１９０４年から1905年にかけて日本とロシア帝国の間で行われた戦争である。
【経緯】
1895年の下関条約締結により、日本が清に完全勝利した。
その際に日本が得た遼東半島はロシア主導による三国干渉により返還
→この時点で日本はロシアに対するヘイトをためる ①
その後、列強諸国は中国を分割し始める
分割された中国の中で清を助けて西洋を追い出す運動が義和団を中心に起こる
→義和団事件。清も義和団と一緒に列強に宣戦布告
日本とロシアを中心に連合軍を結成
→北京議定書を締結。ロシアこの間に遼東半島を支配下にする ②
1 と②から日本は朝鮮をロシアに取られるのではないかと警戒
ロシアと仲良くする満韓交換論
同じくロシアを警戒するイギリスとの日英同盟
日本は日英同盟を選び、ロシアとの開戦に備えた。
【結果】
1904年に開戦。当初劣勢の日本軍も次第に攻勢になる。
1905年にアメリカの仲立ちによってポーツマス条約締結
日本のやめたい理由：大量の借金（日露戦争の戦費の借金返済は1986年までかかった）
ロシアのやめたい理由：ロシア革命、血の日曜日事件などで帝政維持すら困難になっていた。
【ポーツマス条約 内容】
日本全権 小村寿太郎 ロシア全権 ウィッテ1 日本の朝鮮における優越権を獲得
2 北緯50度以南の樺太を日本へ
3 関東州、南満州鉄道の租借権を日本へ譲渡
↓
ポイント！賠償金がとれなかったことで、日本国民は怒る
→結果、日比谷焼き討ち事件の発生
【覚えるポイント】
1 日本がロシアに対して恨んでいた理由をおさえる
2 日本がイギリスと手を組んだ理由
→イギリスはロシアの南下政策へ対抗した。
→日本はロシアが朝鮮に来ることを嫌がった。
3 戦争を互いにやめたい理由
4 ポーツマス条約で賠償金はとれなかったのだ！→日比谷焼き討ち事件
以上の4点を把握することで随分勉強しやすくなると思います！
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