子どもたちは時代を問わず、“なろう系“に憧れ、努力せずに成功したいという心情を抱くものです。
なろう系とはなにか。
失敗はしたくない、好きなことで生きていきたい。
という想いは、誰もが持つ自然な感情でしょう。
子どもたちは失敗を過度に怖がる
教育業界から見ると、子どもたちは失敗を恐れているように見えるかもしれません。しかし、これは新しい問題ではなく、人間の本能として存在します。
新しい問題として捉えられがちですが、人間は本能的に失敗を恐れる生き物であることを忘れてはなりません。
ここで重要なのは、失敗を恐れることが新しいチャレンジを避ける行動につながってしまうことです。SNSが生まれてから特に顕著になっています。
SNSが存在しない時代、学校と家は子どもたちの世界を区切る役割を果たしていました。しかし、SNSの出現により、その境界がなくなり、世界は一つになりました。
SNSを使えば、24時間誰とでも気軽に連絡を取れてしまいます。それこそ家に帰ってからでも連絡が取れます。
しばしば聞く話題としては、「既読スルー」の問題です。
既読スルー、既読無視は子どもたちの中で御法度となり、返事をしないと仲間はずれにされるというある種に強迫観念のもとでそのグループに所属するメンバー全員が夜中になっても連絡を取らざるを得ない状況になり、不眠症や朝起きれないといった症状に見舞われることもしばしばです。
この結果、子どもたちは自分の行動が周囲に影響を与えることをより強く意識するようになりました。この新しいリアリティは、子どもたちにとっては挑戦的かもしれません。
失敗を恐れることは逆にチャンス!?
しかし、私たちはこれを新しいチャンスと捉えるべきです。失敗を恐れずにチャレンジする勇気を持つことが特別なことになっているのです。
いつの時代も「出る杭は打たれる」なんて言われますが、「出過ぎた杭は打たれない」のです。
勇気を持ってチャレンジすることは能力や出自に関係ありません。そのスキルの名は「勇気」です。やるのかやらないのかの2択です。
その2択でとりあえず「やる」を選択したなら子どもたちは自分の夢を追い求め、新しい未来を切り開くことができます。
だからこそ、子どもたちには自分の夢を信じて、前に進んでほしいのです。新しいチャレンジの時代が、彼らにとって新しい未来の扉を開くことでしょう。
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